人生後半からの仕事について、考えたことはありますか
「人生100年時代」といわれる今、健康寿命が伸び、人生の後半は長くなりそうです。50歳前後はちょうど折り返し地点。「まだ半分あるかな?いやいや、そんなに時間はないかも?」と心が揺れるお年頃でもあります。
「生涯現役でいたい!」 「どんな形態でもいいので、できる範囲で世の中のお役に立ちたい」 「これから先も、ゆる〜く社会と関わる生き方で自分の心を満たしたい」
そんな思いから、今から何か始めて道を作っておきたい、体制を整えておきたいと考えました。今までできなかったことを、タイムリミットが来る前にやっておきたいと思い、動き出したのです。
まだまだ気力と体力はあります。とりあえず参加してみたかったこと、やってみたかったことを片っ端から実行していきました。
何がしたいのか自分でもよくわからないまま、あちこち動き回る日々。「何が好き?何がしたいの?何ができるの?」と問いかけながら、右往左往してジタバタしていました。
そんな時、「この年代は『第2の思春期』」という言葉を聞き、「モヤモヤしたりジタバタしたりするのは当たり前なんだ!」と妙に納得してしまいました。(ここ数年間のトンネルを通り過ぎたら、大人になれるのでしょうか?笑)
今回は、そんな私のここ2〜3年の「ジタバタ実践記」を綴ってみようと思います。
NPOボランティア活動に飛び込んで実感した「多世代・異文化交流」の魅力
前からずっと挑戦してみたかったボランティアがありました。夏休みに異国の子供たちを日本に招き、国際交流を支えるNPO団体の活動です。
さまざまな事業がありますが、まずは招いた子供たちが一堂に会する「キャンプの手伝い」から参加することにしました。(体力が必要そうなので、1歳でも若いうちに!と思っての決断です)。
5日間程度のキャンプのうち、私は1泊2日の日程で食事係を担当しました。世界各国から来た子供たちに食事を提供する仕事は、まるで久しぶりの小学校の給食当番のようで楽しかったです!立ち仕事で体力も使いましたが、普段と違う仕事をするのは新鮮で、かつお役に立てたことで嬉しい気持ちになりました。
ボランティアメンバーは何世代も若い方が多かったです。この活動を通じて、異国の文化に触れる楽しさだけでなく、「自分と何世代も違う集団の中で過ごすこと自体が『異文化体験』なんだ」という気づきがありました。まさにダブル異文化体験です。
生まれ育った時代が違えば、経験も価値観も、普段使うコミュニケーションツールも違います。同じ国の人同士でも「違い」だらけ。その違いを面白がり、「新鮮だ!」と受け取れるかどうかは、自分の心次第なのだと感じました。
その後も、小学校での交流、空港での出迎え、交流イベント、企業訪問、派遣事業などの手伝いに順次参加。どの国の子も純粋でかわいく、異文化や多世代の人々と触れ合えるのがこの活動の醍醐味です。元々世界の文化が好きなので、日本にいながら海外に行った気分になれる私にぴったりの場所でした。
【ボランティアで得られたもの】
- 子供たちの可愛さを感じられる
- 異文化に触れて刺激を受けられる
- 中学生〜シニアまで、多世代交流で世界が広がる
- お役に立てたことの充足感
- 緩く所属していることへの安心感(事前ミーティング等あり)
体調と体力維持に気をつけながら、これからも無理のない範囲で続けていきたい活動です。
「自分は何者?」を知るために、手あたり次第イベントへ行ってみた
これからの働き方についてヒントを得たくてアンテナを張っていた頃、キャリア関連のイベントチラシが目に留まりました。知らない人の輪に入るのはとても勇気がいりましたが、「何とかしたい!」という思いが上回り、「よし、今日行ってみよう!」と飛び込みました。
最初は偶然集まった方々とキャリアについて雑談する会でした。実は初対面の人と話すのが苦手なため、うまく自分を表現できませんでした。
それでも、キャリアを切り開いた先輩方の体験談を聞く会や、企業のリーダーの講演会など、手当たり次第に年数回のペースで参加し続けました。出会った方の繋がりで別のイベントへ…と、フットワーク軽く動き回りました。「毎月どこかへ参加する」と決めて実行していきました。
どこへ行っても必ず求められるのが「自己紹介」です。私は「自己紹介」が苦手でした。 普段は家族や馴染みの同僚としか接していないため、そのような機会はほとんどなく慣れていないのです。1〜2分で自分をどう説明すればいいのか全くまとまらず、頭が真っ白になって「ただの経歴年表」を話してしまうこともありました。それでも真剣に耳を傾けてくださった方々には感謝です。
しかし、何度も場数を踏むうちに、私の中で変化が起きました。
【イベント参加で変化したこと・気づいたこと】
- 人の自己紹介を真似してみるようになった
- 自分について整理(好き・嫌い・できること)するようになった
- 初対面での自己紹介に慣れ、緊張がほぐれた
- 人との対話から新しい価値観や気づきを得られた
- 自分の考えを言葉にするハードルが下がった
「将来、副業でもいいから自分自身で舵をとる働き方がしたい」という思いが根底にあったからこそ、勤務後や休日に新しい場所へ飛び込めたのだと思います。対話する力は意識して継続的に実践しないと身につかないもの。「対話力を磨く場」として動き回ったこの時間は、私にとって次のステップへ進むための「大切な助走期間」になりました。
人生のオール(櫂)になってくれた本とメディアの活用術
体を張った対面での体験に加え、メディアを通じた間接的な情報からもたくさんの刺激を受けました。
前に進むための「オール(櫂)」を求めていたので、本、YouTube、ラジオ、ブログ、ポッドキャストなど、自然とビジネスや自己啓発にまつわる発信に触れることが増えました。(勉強というよりは、エッセイやおしゃべり風の楽しいコンテンツばかりです)。
特に「本」は、著者が思考を深めて言語化した言葉が集まっているので、心に響くフレーズを何度も読み返したりノートに記録したりしました。好きな作家さんのラジオを聴き、ラジオで紹介された本を読み、そこからSNSやYouTubeへ派生していく…。自分の好きなメディアからつながるものは自分との親和性が高くなる、「自分の『好き』に忠実になること」の大切さを実感しました。
新しい一歩を踏み出す時は誰でも怖いものですが、メディアから受け取った「言葉」が、自分を励まし、癒やし、背中を押すエネルギーになってくれました。
実は元々、本を読む習慣があまりありませんでした。 そこで工夫したのが、「読書ノート(Excel形式)」をつけることです。タイトル、著者、読み始め・読み終わりの日、また読みたいか等を記録して「可視化」したところ、意識が一変!それまで目標の10分の1程度しか読めなかった私が、目標冊数をしっかり達成できるようになりました。
目標化、言語化、数値化、そして可視化。自分の進むべき道を模索していた私にとって、読書やメディアは新しい世界を見せてくれる大切なオールとなりました。
不安は考えても消えない!日付を決めて「小さく一歩」を踏み出す
イベント参加やボランティアをずっと続けるのも素敵な選択です。何に時間を使い、何を心地よいと感じるかは人それぞれ。行動することだけに価値があるわけではありません。
ただ、私の場合はどこかで区切りをつけて「何かを始めたい」という想いがありました。「何かって何?」と自分でもよくわかりませんでしが、自分の中で問い、自覚しないと始まらないなと思いました。
ライフシフトに興味があった私は、一時期「ライフシフトの伴走者」という肩書きで活動しようと考えたこともあります。しかし、よくよく考えると「自分自身が絶賛迷子中なのに、人に提供できるものなんてない!むしろ伴走してほしい側だ(笑)」と気づき、このアイデアは見送ることにしました。
「では、今の自分にできることは何か?」 そう問い直したとき、すでにある「保有資格」と「職業経験」を活かすのが一番ハードルが低く、信頼も得やすいという答えに行き着きました。「とりあえず副業としてスタートしてみよう!」と決定。
やることを決めたら、次は「開始日」の決定です。「いつかやる」ではズルズル遅れてしまうため、カレンダーにしっかりと日付を書き込みました。(結局、自分の気持ちや環境に合わせて開始日は3回ほど変更しましたが、自分の事業なのでそれでOKです!)。
日付が決まれば、本、ネット、経験者へのヒアリングなどで準備を進めました。本業や家事を抱えながらの準備は万全とまではいきませんでしたが、生活基盤があるからこそメンタルは安定して取り組めました。見切り発車ですのでやりながら考えていくつもりです。
最低限の準備だけを整え、費用も最小限に抑えて「小さく小さくスタート」。 始める前は小さなことを大きく悩んだりと不安でいっぱいでしたが、いざ開始日を迎えてみると、心配していたトラブルは何も起こりませんでした。むしろ「存在を知ってもらわなければ埋もれてしまう!」という新たな課題が見えたくらいです。
「まずは存在を知ってもらえるよう頑張ろう」と心に決め、小さな一歩を踏み出すことができました。
「自分だけの小さなお城」を愛おしく育てていく
「やっておけばよかった」と後悔するくらいなら、まずはやってみる。 そして「継続は力なり」。
これから以下の活動を大切に続けていきたいと思います。
- 副業としてスタートした新しい仕事
- 自分の思いをありのままにつづるこのブログ
- 日々の体験や感じたことを気軽にシェアするSNS
- ゆるやかにつながる団体での活動
そして何より一番大切なのは、「自分自身を可愛がること」。 そして、その自分が悩みながら選んで生み出した挑戦(仕事やブログ)を、愛おしく育てて投げ出さないことです。時には甘やかしつつ、ここぞという時には少し厳しくしながら向き合っていきたいと思います。
副業もブログも、私にとっては「自分だけの小さなお城」です。
一歩を踏み出したとはいえ、まだまだ迷走中であることに変わりはありません。これからもジタバタ試行錯誤しながら、自分らしく豊かな人生を歩んでいきたいと思います。

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